■肉離れの重傷度について
肉離れには大きく分けて「T度」「U度」「V度」の3種類があります。
軽度であるT度は、筋肉組織に大きな損傷が無く、痛みこそ伴いますが運動障害となる症状はありません。
痛みをある程度我慢することで、肉離れ中でも動くことは出来ます。
中度であるU度では筋や腱などに損傷はないものの筋繊維に損傷が見られ、かなりの痛みを感じることになります。
ただそれでも痛みを我慢して動くことが可能ですが、中度の肉離れ時は無理をせずに休む方が良いでしょう。
肉離れの重度症状であるV度は筋や腱が損傷してしまい、酷いときには剥離骨折が生じる場合もあります。
重度の肉離れに陥ったときは激痛を伴い、さらに動かす(動く)ことが出来ない状態になります。
●肉離れの治療について●
肉離れに治療については症状の重度によりそれぞれ異なってきます。
代表的なものにRICE処置があります。軽度(T度)の場合に限りRICE処置は行わず、
圧迫力を調整することの出来る弾力包帯を使用して患部を支え保護してあげます。
この治療を行うことで再び運動を行うことも可能です。
中度(U度)や重度(V度)における肉離れ治療ではRICE処置が行われます。
そこでRICE処置について詳しく紹介しましょう。
■肉離れ治療におけるRICE処置について
¥置とは、大きく分けて「安静」「氷冷」「圧迫」「高拳」の4種類の行程があります。
安静は、肉離れを起こした場合にはプレーを中断し肉離れ部位に負担をかけないようにすることです。
無茶なプレーによる悪化を防ぐ目的があります。
氷冷は、肉離れを起こしている部位を冷たい氷で冷やし出血を抑える役目があります。
出血が酷いと患部の腫れが酷くなり、痛みもその分増大することになります。
圧迫は、外側から力を与えて肉離れを起こした部位を抑えつけ、直接的に止血を行います。
よく行われる手法として、弾力包帯を強く巻き付けます。
高拳は、肉離れを起こした部位を心臓より高い位置に持って行き、地球の重力の力で止血を行う方法です。
上腕部に肉離れを起こしたときに利用する場合が多いです。
●肉離れ時のテーピング●
スポーツを日常的に行っている方でも肉離れは起きやすい症状と言えます。
特に起きやすい部位には下腿後側(ハムストリングス)です。テーピングを行う目的として肉離れの予防と負担の軽減です。
肉離れを起こし、ある程度回復してきたらテーピングを巻きゆっくりと慣らしていくようにしましょう。
このときに使用するテーピングはCB38です。
肉離れテーピングのコツとして、左右上下に対し余裕のある幅をとること、
テーピングの締め付け力を強くし、筋肉を持ってきて集めることです。
ハムストリングスのテーピングははがれやすいので、サポーターを用意するとなお良いでしょう。
テーピング時に注意することは、巻いているとき皺が出来ないようにしましょう。ミミズ腫れを起こす要因となります。
●肉離れのリハビリテーション(リハビリ)●
肉離れを起こしてしまい、治療(RICE処置)を始め、患部の痛みがひいてきたら、リハビリテーションを行う必要があります。
肉離れの治療だけを行っていては筋力を徐々に失っていってしまいます。
そうならないよう、肉離れの治療がある段階まで進んだらリハビリを行い復活に向けて頑張ります。
そこで肉離れを起こしやすい部位のリハビリについて紹介しましょう。
■下腿後側の肉離れ リハビリテーション
下腿後側(ハムストリングス)は肉離れが最も起きやすい部分であるため日頃から鍛えておく必要があります。
まずベッドなどにうつぶせになり、輪にして作った弾力性のあるチューブを両方の足首にかけます。
そしてどちらか一方の足を固定し、もう片方の足は膝を支点とし曲げて伸ばします。
これを1セット各足について15〜20回程度行い、2〜3セット同じ動作を繰り返します。
■ふくらはぎの肉離れ リハビリテーション
ふくらはぎも肉離れになりやすい部位と言えます。日頃からの鍛錬が求められます。
まず片足をしっかり伸ばし、足首を直角に保持します。
弾力性のあるチューブを直角に伸ばした足の先端に巻き付けチューブの両端を持ちます。
そして、両肘を一定の場所から動かないように固定し、そのまま足首を外側に伸ばします。
この動作を各足で1セット25回ほど行い、4セットほど行います。
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